サンダーの話

現地で19試合観戦したオクラホマシティ・サンダー大好き男がオクラホマシティ・サンダーについて書きます。

サンダーあれこれ②

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ジェラミの成長、オラディポ覚醒、ヒュースティスのオプション破棄について個人的な思いを書きました。

 

 

 

ジェラミ・グラントの成長

先週、ドノヴァンがジェラミについてこうコメントしていました。

ジェラミはドライブをして片足で踏み切ると、バランスが取れていない時もあった。彼は自身の身体能力をドライブで活かせていなかった。でも、今は体がぶれずに重心が低くなって、リム周りでより強いプレーができているように思えるね。彼のフィニッシュは良くなっているよ。ペイントでボールを持っていても、バランスが悪いときは止まるし、バランスがいい時はフィニッシュまで持っていける。このおかげでチームオフェンスの選択肢が広がっている。
 by ビリー・ドノヴァン

「バランス」に言及するドノヴァン、このお誉めの言葉はジェラミにとってめちゃくちゃ嬉しかったはず。なぜなら、「バランス」はジェラミがオフに力を入れて取り組んできたことだから。

Q. オフシーズンで成長したことは?
A. 体が強くなったと思う。彼ら(トレーナーのことだと思う)のおかげで自分の体で足りない箇所を鍛えることが出来たよ。コート上では、ディフェンスの動きを見て、時にはスローダウンすることも覚えた、時速100マイルで動かなくてもいいんだ、ってね。

 

Q. ドライブの時に速く動きすぎていたということ?
A. 速すぎた訳ではないよ、でも時々(ドライブをすると)バランスを崩すときがあった。だから、バランスを保ったまま動けるスピードを探しているんだ。それは、一朝一夕で出来るようになることではないけど、出来るようになると思う。

  by ジェラミ・グラント

ドノヴァンのコメントと合わせて考えるとジェラミはこのスピードを見つけることが出来たということ?

バランス以外にも、「シュートを打つ際の一連の動きがスムーズなったな」「フットワーク良くなったな」「フリースロー入るようになったな」などなど目に見える成長がたくさんあってジェラミを見るのは楽しい。

 

見過ごされがちだけど、シーズン後にFAになる(可能性が高い)のは、PGとメロだけでなくジェラミもなんですよね。なんとかキープして欲しいが、どうなるか。

 

 

覚醒ビクター・オラディポ

PGとのトレードでINDに移籍したオラディポがプレーヤーオブザウィークを授賞するなど、覚醒中ですが、その要因を地元記事や本人&ドノヴァンのコメントをベースに考察(妄想)したことを書きます。

色々記事を調べていて知ったこと、オラディポのNBAデビュー戦はペイサーズのホームコート、バンカーズライフフィールドハウス。インディアナ大学出身なので何かとインディアナには縁があるオラディポ。(ディポトリビアその1)

 

 

www.normantranscript.com

まずは、サンダー時代のオラディポのプレースタイルについて少し古め(現地2017年3月24日)の記事ですが、まとめると

▼オフボールでのプレー、特にコーナーでのプレーがORL時代より増えた。キャッチシュートの3P成功率は39%超でコーナーに限れば46%超。
▼コーナーでのプレーに関して、オラディポ「すぐに慣れるものではないね。今でも身に付けようとしているし、慣れようとしているよ。」
▼オラディポのオフェンスの37%がキャッチシュート、簡単に言うとボールを持てば3回に1回はキャッチシュートを打っていた。
▼37%という数字は、HOUのエリック・ゴードンやアリーザと比べる(2人は70%前後)と低いが、オラディポはフリースロー試投数が彼らと同じくらい。
▼つまり、キャッチシュートの割合がそれほど高くないのにリムにアタック(その他ファールを貰うようなプレーが)出来ていなかったということ。
▼ドノヴァンは、オラディポにプルアップミドルではなくもっとドライブして欲しいと思っていた。ドノヴァン「それら(プルアップミドル)をよく決めているけど、ビクターはもう少しリム付近でプレー出来るはずだ。」


上記の通り、サンダー時代のオラディポはかなり役割が限定されていました。オラディポに限らずサンダーに来る選手は、自分より能力の高い選手たち(ラスやPG、メロ、以前ならKD、ハーデン)とプレーすることになるのでどうしても役割は限定されます。

 

ただ、(※ここからは個人的な意見)この役割の限定が選手を次のステップに導く手助けになるのではないでしょうか。例えば、オラディポの場合なら「キャッチシュートの機会が増えたので、今まで以上にシュートの練習をし、シュート力が向上する」「ドライブを期待されているが、フィニッシュ出来ないから、オフに体を強くする」などなど。役割が限定されているからこそ、与えられた役割をこなそうと新しい技術を習得したり、効率の良いプレーを身に付けることが出来るようになるのでは?ウェイターズも以前「ラス、KDと一緒にプレーするためにキャッチシュートの練習をした」と言っていました。

 

www.instagram.com

オフに肉体改造をしたオラディポ。関係ないけどオラディポは高校時代、パワーフォワードだったそう。PFとしては背の低いオラディポをドノヴァンはフロリダ大学にはリクルートしなかった、そしてリクルートしなかったことを後悔している、とのこと。(ディポトリビアその2)

 

移籍して役割が増えたときにサンダーで身に付けたものが活かされる。だから、たまに目にする「サンダーはオラディポを上手く使えていなかった」というのは当たっているようで違うような気もします。

(オラディポのINDでの活躍に関して)ビクターは自分がなりたいプレーヤーになるために何が必要なのかが遂に分かったのだと思う。
by ビリー・ドノヴァン

 

この世の中で起こること全てに理由があるはずだ。今、俺のための道は用意されている、今まで以上に準備は出来ているよ。

 by ビクター・オラディポ

 

ヒュースティスの未来

現地10月31日、サンダーはヒュースティスのルーキーオプションを行使しないことを決定し、ヒュースティスは来オフ完全FAになることが決まりました。

newsok.com

この影響を記事を参考に簡単にまとめると

▼サンダーは来オフ、年2.2mil以上のオファーをヒュースティスにすることが出来ない。
▼2.2milはオプションを行使していれば、ヒュースティスが来シーズン貰えるはずだった金額。
▼2.2milと言えども、タックスラインを超えているサンダーからしたら少ない金額ではない。
▼来オフ、今の主力の約半数が(PG、メロ、ジェラミ、フェルトン)FAになる可能性があるので、そのための準備。

だそうです。この動き、それ自体に思うことは特になかったのですが、オプション破棄が決定した後にヒュースティスがローテーションから外されたことが、とても悲しい。

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この表情は…。


サンダーとしては、来オフFAになるヒュースティスを起用する理由が極めて少なくなりました。

▼ヒュースティスが出場することで来シーズン以降も在籍するメンバーのプレータイムが減る。
▼残留させるつもりであれば、出場時間が伸びたら当然スタッツも伸びて年俸があがるのでキープできない可能性が高くなる。

ビジネスとは言え、ヒュースティスがこの3年間積み上げてきたものを考えると悲しいです、とても。もちろん、単純に力不足でローテーション落ちした可能性もありますが、タイミングがタイミングなので。

 

昨シーズン中にヒュースティスがニック・コリソンについて書いたブログの中で好きな箇所があって

サンダーの試合を見ている人なら10試合以上ニックがプレーしないときがあることはみんな分かると思う。例えそうだとしても、彼は出番が来たらいつでも準備ができているんだ。多くの人がこのことがどれだけ大変なことか理解していないと思う。来る日も来る日もベンチにいて、いつ自分の名前が呼ばれるか分からないんだ。これは僕も同じだと思う。大体の試合で僕たちがベンチにいるよね、その日に出番があるかどうか不確かなんだ。毎晩毎晩、僕は彼から学んだことを試そうとしている。ニック本人は僕にどれだけのことを教えてくれているのか知りさえもしないかもしれないけどね。僕もいつか同じことを他の誰かにできたらいいな。

 by ジョシュ・ヒュースティス

 

このブログを読んでヒュースティスが大好きなってしまいました。今はローテーションから外れているけど、ファールトラブルや(出てほしくないけど)怪我で出番が巡ってきたときはドノヴァンが無視できないほどの活躍をする"準備"をヒュースティスはしていると信じています。[]

 

参考記事

Nick – Josh Huestis

The Graduation of Dion Waiters « NBA.com | Hang Time Blog

Thunder Q&A: Jerami Grant on balance, Victor Oladipo and his family's rap song shout out | NewsOK.com

Pacers: Victor Oladipo makes statement against Thunder with 35 points